目次
Job Roles in the Cloud
https://www.classcentral.com/course/job-roles-in-the-cloud-japanese-73703
所感
- DevOps アドミニストレーターが一番自分に向いてそう
オンプレミス環境からクラウド環境に移行するメリット
IT アプリケーションやインフラストラクチャを管理する従来のオンプレミスモデルは手作業が多く、高価な機器をフル稼働できないまま使用していることも少なくありません。
一方 AWS クラウド環境では、開発を加速でき、ほぼ無限に拡張できるため、ビジネスのイノベーションを促進できます。スピード、スケール、イノベーションそして生産性の向上により、現在そして将来にわたり幅広くデジタル機会を追求するビジネスを支援します。
スピード: AWS クラウドを使用すると、組織は低コストかつ速いスピードでアプリケーションや新しいビジネスモデルを試すことができます。
イノベーション: AWS クラウドを使うということはオンプレミスで必要だったロールが責任共有モデルに移行することを意味します。これにより、チームはイノベーションを起こし、高度な分析、モノのインターネット (IoT)、オートメーションなどの技術をこれまでにない規模で使用できます。
生産性: インフラストラクチャやセキュリティなどのクラウドの原則をコードとして採用することで、コンプライアンスや定型プロセスを自動化し、生産性を高めることができます。
AWS グローバルクラウドインフラストラクチャは、最も安全で広範かつ信頼性の高いクラウドプラットフォームであり、世界中のデータセンターから 200 を超えるフル機能のサービスを提供しています。アプリケーションのワークロードをワンクリックで世界中に展開する必要がある場合も、特定のアプリケーションを1 桁ミリ秒のレイテンシーでエンドユーザーの近くに構築、展開する場合も、AWS は必要なときに必要な場所でクラウドインフラストラクチャを提供します。
責任共有モデル
チームがクラウドベースのロールに切り替わると、IT チームが抱える負担の一部を軽減できます。
この例として、システム管理者が挙げられます。システム管理者は、オンプレミス環境では、オンサイトのハードウェアやインフラストラクチャを取り扱います。組織がクラウドに移行すると、この作業は AWS の責任下となります。
CTO にとっての最大の利益
リーダーレベルのチームがより合理化されて効率化が 図られ、 イノベーションの機会が生まれることです。
責任共有のため、これまでオ ンプレミスのチームが管理していたものを、AWS クラウドチームが管理することになります。
クラウドアーキテクト
クラウドアーキテクトは、全体的なクラウド戦略の提供やクラウド環境全体に対して責任があります。クラウドアーキテクトは、ビジネスのクラウドアーキテクチャを設計し、可用性、コスト効率、スケーラビリティの高いクラウド環境を実現します。このロールは、クラウド環境でのデプロイやアプリケーションのアーキテクチャなどクラウドのあらゆる側面を監督します。クラウドアーキテクトは、組織の AWS クラウド専門家としてクラウド関連のあらゆる事柄に対応できる知識を備えている必要があります。
最も必要なコンピテンシー
- サービスがどのように繋がっているか、またサービスの統合について理解している
- Amazon CloudWatch とロギングについて理解している
- AWS Identity and Access Management (IAM) とそれに関与するセキュリティについて理解している
推奨されるトレーニングと認定
お勧めの学習プランは次のとおりです。
- Cloud Essentials Learning Plan
- Solutions Architect Learning Plan
追加で検討できる認定は次のとおりです。
- AWS Cloud Practitioner Foundational
- AWS Solutions Architect Associate
- AWS Solutions Architect Professional
オンプレからクラウド
日常的な作業は従来のハードウェアやサーバーのアップグレード、HVAC(空調)管理などのオンプレミスに関連する問題から、クラウド技術に集中することが求められるようになりました。
クラウド環境を設計し、統合して管理する専門家です。彼らの役割には、システム管理者のサポートも含まれます。例えば、システム管理者が統合に関する支援を必要とする場合、クラウドアーキテクトは彼らに対してガイダンスやベストプラクティスを提供し、クラウド環境の設計や構成、セキュリティ対策などの面で支援します。
システム管理者
システム管理者は、クラウドシステムの全体的なパフォーマンスを担当します。設定管理、詳細なタスクの遂行、クラウド上のデータベースサーバーのセットアップにおけるデータベース管理者の支援などを行い、システムの連携を維持する役割を担います。
クラウドのシステム管理者は、インフラのパフォーマンスや保守の代わりに、ハイブリッドやクラウドのソリューションをデプロイ、設定、監視することでデータの完全性を維持します。
システム管理者は適応力があり、設定管理、要件収集、デプロイ計画、詳細なハンズオンタスクの遂行などの業務に長けていることが不可欠です。
最も必要なコンピテンシー
- ハンズオンタスクや詳細な設定変更に習熟している
- 設定管理を把握している
- 要件収集やデプロイへの変換に精通している
推奨されるトレーニングと認定
お勧めの学習プランは次のとおりです。
- Cloud Essentials Learning Plan
- Systems Operator Learning Plan
追加で検討できる認定は次のとおりです。
- AWS Cloud Practitioner Foundational
- AWS Solutions Architect Associate
- AWS SysOps Administrator Associate
- AWS Advanced Networking Specialty
オンプレからクラウド
オンプレミス(自社で物理的に管理しているコンピューターシステム)の管理者が、AWS(インターネットを通じて提供されるコンピューターシステム)の運用に関する役割を担うようになることがあります。このロールでは、システム管理者は、サーバーチーム、ネットワークチーム、デスクトップチームを監督します。
セキュリティ管理者
AWS を利用することで、現在利用可能な最も柔軟で安全なクラウドコンピューティング環境で、ビジネスを安全に運営するために必要な制御ができ、自信も得ることができます。責任共有モデルでは、セキュリティとコンプライアンスは AWS とお客様間での共有責任となります。AWS はクラウド自体のセキュリティに対して責任があり、これには、AWS クラウドで提供されるすべてのサービスが実行されるインフラストラクチャの保護が含まれます。お客様は、クラウド内のセキュリティに対して責任があります。これが、セキュリティ管理者の基本的な責任です。
セキュリティ管理者は、クラウド内のデータやリソースの全体的な完全性、機密性、保護について責任を負うため、信頼され、知識が豊富な人物である必要があります。
このロールには、セキュリティインシデントや懸念事項が報告された場合に調査を行う事後対応能力と、セキュリティインシデント数を減らすために標準や開発プロセスを整備する事前対応能力が求められます。セキュリティ管理者はクラウドオペレーションのすべてを把握する必要はありませんが、企業のセキュリティや規則上の要件に基づいてセキュリティ要件を定義します。
クラウド内のセキュリティを確保するために、セキュリティ管理者は、自社のビジネスに適用されるセキュリティルールと要件に関して深く理解する必要があります。また、すべてのルールや規制を覚えることは不可能なため、臨機応変に対応できる能力が求められます。また、セキュリティリスクを理解し対処するために、こうした要件をエンジニアと意思決定者に伝える役割を担っています。
最も必要なコンピテンシー
- セキュリティや規則上の要件に基づいてエンタープライズレベルのビジネスのセキュリティ要件を定義する
- セキュリティルールや要件を理解する
- セキュリティリスクを理解し対処するために、セキュリティルールをエンジニアと意思決定者に伝える
- すべての規制要件を記憶することは不可能であるため、臨機応変に対応できる能力が求められる
- セキュリティに対処するための答えを見つけるために、調査を行ったり、連絡先を要領良く活用したりできる
推奨されるトレーニングと認定
お勧めの学習プランは次のとおりです。
- Cloud Essentials Learning Plan
- Security Learning Plan
追加で検討できる認定は次のとおりです。
オンプレからクラウド
ネットワーク管理者またはセキュリティ管理者だったチームメンバーは、多くの場合、AWS セキュリティ管理者ロールに配置されます。
DevOps アドミニストレーター
DevOps アドミニストレーターは、AWS クラウドの使用を最適化します。デベロッパーを管理し、パイプラインにある数多くのツールやステージを調整することで、より大きくより速いスケールでの業務運営をサポートします。
チームやデベロッパーが小規模で素早いリリースのモデルに従えるように、プロセスを作成し、維持するのが仕事です。これを行うために、リリースサイクルを管理し、必要な変更を評価、テストして、本番環境にプッシュするために十分なパイプラインを確保します。さらに DevOps アドミニストレーターは、テストを実施し問題があれば変更を取り消します。DevOps アドミニストレーターは、何かが機能しない場合に早急に変更をロールバックする能力を持っています。
また、パイプラインの調整を担当するため、プログラミング、各種スクリプト言語、運用、QA、テストに精通している必要があります。
最も必要なコンピテンシー
推奨されるトレーニングと認定
お勧めの学習プランは次のとおりです。
- Cloud Essentials Learning Plan
- DevOps Engineer Learning Plan
追加で検討できる認定は次のとおりです。
- AWS Cloud Practitioner Foundational
- AWS Solutions Architect Associate
- AWS Developer Associate
- AWS DevOps Engineer Professional
- AWS Database Specialty
オンプレからクラウド
オンプレミスのDevOps 管理者は、継続的構築、統合、デプロイ、Infrastructure as Code を実装します。業務改善の検討や提案も行います。DevOps 管理者は、アプリケーションのテストや復旧も実施します。
クラウドの DevOps アドミニストレーターは、リリースサイクルを完了するために他のチームにあまり依存しなくても済むようになります。一般的に、アプリケーション管理者が、DevOps ロールに入ります。データベース管理者もこのロールに就くことができますが、データ運用のパイプラインについて学ぶ必要があるため、学習曲線が長くなる場合があります。
DevOps 管理者は、通常、データベースチームとデベロッパーチームを監督します。